私は大阪市内に住んでいますので(関西圏以外のかたにはピンとこないかもしれませんが)、日常的な移動手段として、大阪市営地下鉄とJR、そして私鉄では、阪急電車、京阪電車、近鉄電車を頻繁に利用しています。自動車の運転は大好きですが、今は自家用車は持っていません。15年ほど前までは、大きくてボンネットの長い四輪駆動車(ランドクルーザー)に乗っていました。
さて、いま、私が日常的に利用している電車のなかで、大阪市営地下鉄とJR、そして阪急電車では、たびたび女性の車掌さんをみかけます。京阪電車と近鉄電車では(もしかしたら居られるのかもしれませんが)、私はまだ、1度も女性の車掌さんに遭遇した事がありません。
電車の車掌さんといえば、ひと昔前までは「男性」が当り前のように思われて、世の中全体が、まるでそれが普通のような空気で、「なぜ女性の車掌さんではダメなの?」という疑問すら抱いていなかった人が、ほとんどではなかったでしょうか?わたしもその1人でした。
今日(2007年10月24日)も、私は阪急の特急電車で移動をしていたのですが(阪急電車というのは、京都−大阪−神戸を結ぶ大手私鉄です)、ちょうど私の乗り合わせた車両に、女性の車掌さんが巡回にこられた時、椅子に座っていた1人のお婆さんが、切符を買い間違えたのか、電車を乗り違えたのかは、わかりませんが、その車掌さんに、一所懸命に何かを訴えておられました(私が座っていた場所からは距離が離れていたので、会話の内容までは聞こえませんでした)。
その女性の車掌さんは、走っている電車の通路にしゃがんで、そのお婆さんと同じ目線で、終始にこやかに応対されていて、ポケットからメモ用紙のようなものを取り出し、そこにお婆さんと会話をしながら、丁寧になにかを 書き込んで、お婆さんに手渡されました。すると、それまで途方に暮れたような表情をされていたお婆さんが、みるみる笑顔になり、車掌さんの手を握って、なんども頭を下げて、お礼を言われていました。
このような、丁寧で細やかな心配り(お客さんと同じ目線で応対する。終始にこやかな表情で、お客さんの不安を和らげる。そして、言葉の説明だけでわかりにくい場合には、メモを差し上げる)ができるのは、女性の車掌さんならではの心遣いだなと、少し感動し、その光景を見ていた私まで、幸せな気分になりました。
その車掌さんのお婆さんに対する、愛情を感じさせるような応対で、車内全体の空気が、華やいだ、そして和んだように感じました。
車掌さんというお仕事は、1日中、大勢の色々な人と接する、たいへんなお仕事(とくに夜の酔っ払い相手などのときには)だと思いますが、それにもめげずに、今日、私が遭遇した車掌さんのように、笑顔で、愛情ある接客をされている姿を拝見すると、この暗く陰湿で凄惨なニュースが溢れている世の中に、一筋の光明を感じたような気がします。
そういえば、はるか昔(大正時代か昭和の初期頃かな?)、バスの車掌さんに女性が進出し、「バスガール」が、女性の憧れの職業として世の脚光を浴び、社会を明るくしたニュースがありましたね(もちろん、私が生まれるよりもはるか以前の話しですが)。
みなさまがお住まいの地域では、いかがですか?
女性の車掌さんは、全国的に広まっているのでしょうか?
ぜんぜん関係のない話しですが、この文字の色は「マルーン(栗色)」です。阪急電車の色は、この色にもう少し深みと光沢をもたせた「ロイアル・クラシック・マルーン」だそうです。私の好きな色のひとつです。
ここのところ「攻め」の記事が続いたので、たまには、こんな雑談も許してもらえますかな?
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