きょう、私は4通の航空便を投函しました。アメリカ、中国、ロシア、コンゴの国家元首に宛てたものです。そのあとこれらの国家元首宛てにFAXとメールも送信しました。
アムネスティ・インターナショナルの要請で、これらの国で人権侵害にあい、政府当局の者や警察官などから、拷問・暴行・強姦そして監禁・虐待されている人たちを解放させ、その命を守るためです。世界150カ国180万人のアムネスティのメンバーが、一斉に抗議行動をおこしています。
毎月、そしてときには毎週のように、このような要請がアムネスティ日本やロンドンの国際事務局(本部)から私の元に郵送やメールで届きます。時には緊急行動要請として、命の危機にさらされ、一刻の猶予もないような案件もあります。
私が最も尊敬する外交官である、緒方貞子さん(元国連難民高等弁務官)は、世界中の難民から「マザー・オガタ」と呼ばれて親しまれ、尊敬されています。
その緒方さん自身が語られたことば :
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「人の生命を助ける」というのが私の判断の基準でした。
生きてさえいれば、彼らには次のチャンスが生まれるのです。
(出典:緒方貞子 著 『私の仕事』 草思社 2003)
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彼女は外交官ですが、この判断基準は、すべての政治家にも持っていただきたいものです。人は、国や場所を選んで産まれてくることはできないのですから。すべての国民の生命を守る。すべての国民の生活を守る。そして世界のすべての人の生活と命を守る。その強い使命感があれば、政治に腐敗はおこらないはずです。戦争は起きないはずです。軍隊など必要ないはずです。
私はアムネスティ・インターナショナルのメンバーとして、人権侵害を受けている人たちや難民の人たちを救済するための活動をしている時、いつも「自分も緒方さんのようでありたい」と思い、そして人権侵害を受けている彼ら、彼女らの無事を祈るような気持ちでいます。
世界中の難民から「マザー」と呼ばれ、尊敬されている1人の日本の女性がいる事に、私はとても誇りを感じています。
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