中国で製造され、輸入された冷凍ギョーザに高濃度の薬物が混入し、それを食べて体調を悪化させたり、中毒になった人が全国的に広がりをみせ、大きな波紋が広がっている。テレビのニュースでは、ここ4〜5日、連日のようにトップ扱いで報道している。
もちろん、その原因究明と再発防止が急務であり、関係者、関係諸機関、そして政府にとっても緊急の課題でしょう。
しかし、そもそも、我が国の経済・産業が、いまや中国なしでは成立しないほどに、中国に依存してしまっているというところを改める時が来ているのではないでしょうか?
現政府は、中国に強い事を言えない。厳しい要求ができない。毅然とした態度をとれない。それは経済界との癒着関係にある自・公政権の欠点であり、その経済界は、人件費の低賃金と製造の低コストを際限なく求めた結果、いまや中国に大きく依存しているからです。そもそも、中国との国交正常化以来、とくに近年、中国への人的・経済的依存を強力に推進してきた張本人は公明党です。
我が国の経済・産業が、それこそ「普通の国」なみに自立しているのならば、今回の毒物ギョーザの原因が究明されるまで、中国からの輸入を全面ストップさせても良いぐらいでしょう。それができないこの国の、他国依存度の大きい経済・産業構造の脆弱さに、情けない思いがします。
いま、欧州各地の市民団体は、中国の環境破壊と人権侵害を理由に、北京オリンピックをボイコットしようという運動を盛んに起こしています。国連経済社会理事会の諮問機関である、アムネスティ・インターナショナルも、「中国のような人権侵害国家にオリンピックを開催する資格があるのか」と、非常に厳しい国際声明を発表し、国連に報告書を提出しています。
日本で、このような動きがとれないのは、日本が中国に大きく依存している、いわば中国の寄生虫のようになり下がってしまっているからでしょう。
中国をバッシングする前に、我が国の経済・産業構造を見直し、「普通の国」なみに自立できるようにする事が先決ではないでしょうか?
軍事面だけ「普通の国」を目指しても(私は断固反対ですが)、経済・産業構造が「普通の国」以下であれば、それは、どこかの国のような「先軍政治」と言われても、いたしかたあるまい。
【参考】
アムネスティ・インターナショナル国際声明
「中国 : オリンピックまで秒読み-オリンピックの遺産を汚す人権侵害」
文書番号 : AI Index: ASA 17/037/2007 (2007年8月6日)
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